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87 : アキ 2013/03/24(日) 00:29:03.15 ID:pmN8elV80
次の日学校へ行くのは気が重かった。 
あの後の雪と夏を想像するだけで、ひどくムネが痛んだ。 
重たい体を引きずるように教室に入ったら、雪はまだ来ていなかった。 
その日雪は学校を休んだ。 

昼休みになった。 
夏達とご飯を食べる曜日だったけれど、どうすればいいのか解らず悩んでいた。 
けれど夏が迎えに来てくれた。 
後ろには相変わらずヌボーっとしたハルが立っていた。 
いつもと変わらない笑顔で「いくぞ」って夏が言って、なんだかすごくホッとした。 
三人で定位置でお弁当広げた時も、気まずさを振り払うように夏が喋った。 
でもそれも尽きて、三人に沈黙が走った。