前編 後編

145: 名無しさん 2015/02/07(土) 11:06:13
とりあえず解決したので俺も書き込んでみようかな。
3年前に俺の子どもを産みたくない!と言って別れた元嫁から
「あなたの子どもができたから戻ってきてほしい」と連絡があったよ。





要望があったら、まとめてから書き込む

146: 名無しさん 2015/02/07(土) 14:25:08
待ってます

147: 名無しさん 2015/02/07(土) 15:22:43
待ってる待ってる。

148: 145 2015/02/07(土) 17:23:33
すまん、まとめてたら途中で寝てた。 

身ばれを防ぐために時間的な要素やところどころにフェイク入れてます 
最初に書いておくが障害者について触れるから、気分を害する人もいると思う。 

俺の父も母もすでに他界している。そして父の兄(伯父)は重度の知的障害者でずっと入院していた。 
伯父も父のし後しばらくして内臓疾患で他界した。子供のころから年に何度か両親と伯父のところには面会に行ったり、盆と正月には家に泊まってた。伯父は3~5才児がそのまま大人になってしまったような人だったので、おれ自身は伯父に嫌悪感のようなものは持っていなかった。 
父のし後は、母と2人で伯父のところに面会に行っていた。 
母からは、俺の結婚は伯父のことでなかなかできないかもしれない。理解のある人と付き合うようにしなさい、と言われてた。 
母は父との結婚のとき、気にならなかったのか尋ねると、「(父に)惚れてしまったものはしょうがない、血筋にいなくても生まれてくる場合もあるし、生まれたら生まれたで育てていく覚悟はしてた。」と言ってた。 

俺が20歳のとき、母は癌でしんだ。

149: 145 2015/02/07(土) 17:25:11
23歳の時に同い年の元嫁と知り合って、元嫁には付き合い始めた時から、伯父のことを伝えていた。それに対して元嫁は理解を示してくれて。元嫁父は公務員で福祉課勤務の人だから理解ある人だと聞かされていた。 

元嫁両親との挨拶の時に、元嫁父から伯父のことについて質問されたが、俺も隠すことなく知っていることを話した。 
特に嫌味な反応はなく伯父について理解をしてくれているように感じた。 
後々、わかったことだが俺の遠縁まで調べていたようだった。 
でも結婚は承諾してくれて、俺も元嫁実家が理解のある家族で安心したのと、元嫁両親に対して尊敬の念さえ抱いていた。 

25歳のとき、元嫁と結婚した。元嫁からは結婚後2年くらいは子供を作らないで、2人きりの生活を楽しみたいから避妊をしてほしいと言われ。俺もそれを承諾した。 
でもそれは、元嫁両親の要望だったらしく、2年の間に何らかの理由をつけて離婚させるためだった。 
つまり、元嫁父は伯父が障害者だったことが気に入らなくて、本当は結婚に反対したかったが、立場上反対できず。結婚は仕方なく承認して、その後性格の不一致などで離婚させようと目論んでいたみたいだった。 
この事は、元嫁は知らされていなかったみたいだったが、約1年半の間に離婚したくなるように言いくるめられていたみたい。

150: 145 2015/02/07(土) 17:30:06
最初の結婚記念日を迎えようとしたころから、元嫁の様子が少しおかしくなり始め、元嫁両親も俺に冷たくなり始めた。 
夜もレスになり始め、なんだかんだ理由をつけては実家に帰るようになった。 
俺は倦怠期なのかな?と思い、自分の元嫁に対する態度や自分の生活を見直すように努めた。 

結婚記念日に、元嫁から「あなたの子供を産むことに抵抗を感じる」と打ち明けられた。 
元嫁が言ったことをまとめると
「あなたの血縁者に障害者いることは理解している。それであなたを嫌いになってはいない。でもあなたとの間に産まれる子供は障害者になる可能性がある。私には障害児を育ててゆく自信がない。産まれた子供とは笑顔で一緒に生活してゆきたい。子供のことで泣きながら生きてゆくのは耐えられない」
といったものだった。 

元嫁の訴えにショックはあったが、俺も産まれてきた自分の子供が障害児だったらと想像すると、元嫁の気持ちもわからないではないと思った。
実際、伯父が入院していた病院でいろんなタイプの障害者をみていたし 
それでどうしたいのか元嫁に問うと
「ごめんなさい。まだわからない。ただ自分の気持ちを正直に伝えておきたかった」 
と言われた。 

それから、何度も子供のことについて話し合った。 
羊水検査についても話し合った。これは元嫁も興味を示したが、母体と子供にリスクがあるということで結局拒否された。 
元嫁側からは他の男性の精子をもらって子供を作るといった案もあったが、俺がすごく嫌な反応をして「そんなことまでして子供がほしかったら、施設から赤ちゃんを引き取るか、小梨のほうがいい」と言ったので、そのことについてはそれ以上言ってこなかった。 

答えを出せないままでいることに、元嫁は元気がなくなっていった。
俺は「あせらず答えを出してゆこう」と伝えていたが、
「産むのは自分だから、安易な励ましはいらない」と言われた。 

結婚記念日から半年くらいして元嫁が実家に帰ったまま戻ってこなくなった。電話やメールをしたが「しばらくそっとしてほしい」という返事だった。

151: 145 2015/02/07(土) 17:33:48
元嫁が実家に帰ってから2週間ほどたった日曜日に、元嫁両親から呼び出された。 
実家に行くと離婚を迫られた。理由は「娘が憔悴しきっている。娘を大事にしていない。これ以上娘を任せられない」と言ったものだった。 
元嫁との子供の件について説明すると、元嫁父から「いいかげん娘の気持ちを察したらどうだ」と言われた。 
それは元嫁が離婚を望んでいることかと尋ねると、「言わんでもわかるだろ!」と一方的に離婚を迫るものだった。 
元嫁の姿も見られないし、あまりに見下した態度に俺も腹が立って、何とかこいつらにギャフンといわせたい思い、トイレに席を立ちスマホにボイスレコーダーのアプリをダウンロードして、再び話し合いに応じた。 
そして相手に対して、「つまりなにが言いたいんですか?」「どういうことですか?」「と言いますと?」と言う言葉を繰り返し続けた。 

業を煮やした元嫁父は、「はっきり言わんとわからんのか?おまえみたいなキ○○イの血を引いた人間に娘を嫁にやれんと言うとんやが!」 

俺「キ○○イとは誰のことですか?」 

元嫁父「お前のしんだ伯父さんやろが!」 

俺「俺の伯父さんは○○○(病名)ですが?」 

元嫁父「やけんその○○○の伯父さんがキ○○イや、言うとんやが」 

すると元嫁母も「だいたいキ○○イが親族におるのに、結婚すること事態がおかしいんよ!あんたらみたいなもんは、結婚せずにおるんが社会貢献なんよ!」 

俺「……それは元嫁も同じ考えですか?」 

元嫁父「あたりまえやろが、あいつは基地○の子供を産みたない言うとったろが!」 

俺「……わかりました。私は本当は離婚したくないですが、お二人がそこまで障害者の伯父をキ○○イ呼ばわりし、その血筋を持つ私を親族に受け入れたくない、そして元嫁も障害者の伯父をもつ私の子供を生みたくない、と言うのであればつらいですが離婚は承諾しましょう」そう言って録音を止めた。

152: 145 2015/02/07(土) 17:39:23
そして「離婚は承諾しますが、条件があります。私はあなたたちの発言で非常に傷つきました。しかも障害者の伯父がいることを知った上で結婚を認めたにもかかわらず、伯父をキ○○イ呼ばわりして離婚をせまったのですから、有責はそちらにあります。
よって慰謝料500万円を請求します。」 

元嫁父「はあ~?頭おかしいんか?慰謝料請求できるんはこっちや!」 
元嫁母「やっぱりキ○○イやわ、頭くるっとるわ!」 

録音したさっきの発言を再生しながら、
「これ職場に持っていって皆さんに聞いてもらったらどうなるでしょうね?」 
「障害者の支援団体に持っていっても面白いことになりそうですね。特に○○県○○の会の人に渡すと、この辺りはにぎやかになるでしょうね」 

そういうと元嫁両親は一気に青ざめ、あたふたしながら卑怯者とか、脅迫じゃないか。警察に訴えるとか言い出したけど、 
「かまいませんよ、そうなりゃ裁判で証拠として取り上げられて、あなたたちの発言は記録として残るでしょうね。」 
スマホを触りながら、「私の要望は変えませんので明日までに準備してください。一応、データ保全のために、録音データを複数の友人にメールで送りました。(嘘)そのうちの一人は法律関係者です(嘘)」 

もう少しやり取りはありましたが、俺が態度を弱めなかったので、元嫁両親は500万円の慰謝料を承諾し、翌日に現金手渡しとなりました。

153: 名無しさん 2015/02/07(土) 17:42:51
しえん

154: 145 2015/02/07(土) 17:43:39
翌日の月曜日、元嫁父は仕事を休んでいました。ちゃんと500万円も用意されていて、念書も準備されていました。 
今後、一切元嫁、元嫁家族に近づかないこと、金銭の要求をしないこと、録音データを公開しないこと、違反した場合は500万円を支払う。などが記されていて、おおむね同意できるものだったので互いに署名捺印しました。 

かばんに500万円を入れる時になって、元嫁母から守銭奴とか孤児の貧乏人がとか言ってきたので、「あのですね、録音データを公開しないと念書にありますけど、何の録音データなのかはまったく書かれてないですよね?だから今からこれをインターネットの流しても、違反にならないんですよ!」と言うと念書を書き直すとか言い出したので断固拒否し、元嫁母の耳元で「切り札のカードはこっちが持っていることは忘れんな!言葉に気をつけろ」と脅してやった。 

元嫁両親の苦虫を噛み潰したような表情を見て、溜飲が下がる思いがした。その後、元嫁を呼び出してもらい、互いに離婚届に署名して俺がそのまま役所に届けに行った。 

元嫁実家から去るとき、最後に元嫁に「そんなに俺の子供生みたくなかった?」と聞くと黙って下を向いたままだった。 
その時、元嫁はとっくの昔に結論が出ていて、俺がそれに気が付かなかったんだな~と思うと、涙が出そうになったので急いで車に乗り込んだ。 
出発しようとすると元嫁が駆け寄ってきて「こんなことになってごめんなさい。父と母が失礼なことをしてごめんなさい。けっしてあなたのことが嫌いになったわけじゃない。ちゃんとあなたのところに帰れる方法を見つけるから」と言っていた。 

俺は感情が高ぶって泣きそうになっていたので、言ってる意味が理解できず。「とにかくもうお互いがそれぞれ幸せになったらいいよ。元気でね。荷物はなるべく今週中に送るから」と言って急いで車を出した。 

帰り、涙が止まらず前が見えなかったので、路肩に車を停めてひとしきり泣いた。 
泣き終わった後、不意に「短けぇ夢だったな~」とナウシカのクロトワの台詞が出てきて、自分に笑いながら何とか役所に行って離婚届を提出した。 

長すぎるので続きまとめ直します。

155: 名無しさん 2015/02/07(土) 17:54:23
がんばれー
https://kateich.net/test/read.cgi/bbs/1353677386/
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