前編 中編 後編

30:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:02:42 ID:sYR
それから、俺の下僕生活が始まった。
日々ご機嫌伺いをし、呼び出されれば迎えに行き、
言われるままに物を買い与える。
そして、俺はそれを記録にとり続けた。
一番大きな出費は、なんかネイルだかの学校に
余暇で通うとかで50万円近く払わされたものだった。
その他にもなんだかんだ言って、
半年で150万円分ほどこの女に金を使った。





31:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:04:28 ID:sYR
俺はひたすら黙々とその女の要求に従い、
黙々とそれを記録した。
そして、彼女が完全に油断しきったあたりで、
彼女に惚れている演義を露骨にし始めた。
俺は更に卑.屈に振る舞い、彼女を浮かれさせ続けた。

32:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:06:28 ID:sYR
次第に彼女は俺に対してすっかり油断していき、
会話の内容なども次第に粗雑になっていった。
俺は頃合いかと思い、連絡を電話メインから、
記録が残るメールメインに変えていった。
彼女はそれに特に疑問も持たなかったようで、
相変わらずメールであれしろこれ買えと要求してきた。

33:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:06:39 ID:ejz
ここまで見てたらムナク/ソ悪いわ


34:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:09:11 ID:sYR
更にもう一越え記録が欲しい俺は、
彼女に甘える作戦に出た。
メールで
「なんでさせてくれないの?一度もさせてくれないし、
キスもまだだよね?」
などと送った。
彼女は案の定調子に乗って
「は?ふざけんな。
お前ごときが私を抱けるわけないだろ?お前は財布だよ」
みたいな返事を送ってきた。
これで俺の勝ちだ、と確信したが、一通だけでは心もとないので、
何回かそういうやりとりをした。

35:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:09:44 ID:9aP
ナイス

36:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:11:16 ID:sYR
そして、ある程度各種記録がたまった後、
俺の復讐は始まった。
俺は彼女のために使った金の記録、彼女の物を要求する記録、
そして、カラダの関係がいまだ無い旨を証明するメールの記録を
全て紙に印刷した。
もちろんそれを携えて会いに行くのは張總のところである。

37:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:14:50 ID:sYR
俺は張總を游小姐不のことで用があると言って呼び出した。
正直彼は結婚の報告だと思っただろう。
今も電話を受けた時の彼の明るい声を思い出して胸が痛む。
しかし、俺が突きつけたのは彼女が俺を利用し
尽くそうとしていた記録である。
もちろん紙も見せるのと同時にメールそのものも見せた。
張總は絶句していた。
しかし、これを嘘だと思うほど部下に対して盲目的でもなかった。
きっと、彼なりに彼女の最近の身なりの変化を
訝しく思っていたのだろう。
最初はそれを結婚を前提にした俺の貢物だと
思っていたみたいだが・・・
張總は動いた。しかも俺が彼に話した次の日に。

38:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:17:16 ID:sYR
俺が張總に記録を渡した次の日の夜。
游小姐から金切り声の電話がかかってきた。
正直、何を言っているのか聞き取れなかった。
悲鳴とも絶叫ともつかないその声は、鬼気迫っていて怖かった。
ただ、彼女のことは任せろと張總が言ってくれていたので、
俺はそっと電話を切り、着信拒否した。

39:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:17:38 ID:9aP
張總さんが有能すぎて抱かれたい

40:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:21:26 ID:KWM
そら張さんのメンツ丸つぶれだもんな
あるいみ会社の金に手を付けるよりヤバイ
川に浮かんでもおかしくないレベル

77:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)18:44:39 ID:sYR
>>39
彼は本当に有能。仕事ぶりは尊敬できる。
俺ら日本人なんかよりよっぽど分母が大きい競争を
勝ち抜いてきた人なんだろうしな。

>>40
だね、こわい系とつながりがある会社の社長だったら、
そういう落とし前付けさせる可能性.もある。

41:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:23:04 ID:sYR
数日後、張總から電話があり、
「済まなかった、その後の顛末を話したいからうちに来てくれ」
と言われて俺は彼の家に向かった。
家につくと、当然游小姐はいなかった。
俺はホッとしたw
彼の語った顛末はこうだ。
まず、彼は俺が印刷した証拠を彼女に見せて事情を問うたそうだ。
しかし、彼女はまともな返答をせず、逆ギレして
俺が騙そうとしていると喚いたそうだ。
彼は、彼女が冷静さを失ったのを見て、
もしかしたら何かの間違いかもしれないという最後の
望みも失ったと言った。
彼女が冷静さを失うほど、張總の俺の証言に対する
信憑性.は上がり、彼は彼女に落とし所の相談をし始めたそうだ。
まずは金を全部返しなさい、それから一緒に俺に
謝りに行こうと彼女を諭したらしい。
しかし、彼女は聞く耳を持たず、俺が悪いとの一点張りだったそうだ。

42:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:30:59 ID:sYR
何日か説得をしたが、やはり彼女は聞く耳を持たず、
しかも張總は忙しいのでそれだけに時間を取られているわけにも行かず、
仕方ないので今日から彼女に自宅待機を命じたそうだ。
そして、そこで俺にそこまでの報告と、万一のために
身辺には気をつけるようにとの忠告をしようと思ったらしい。
彼はそこまで言うと、今後のことを相談しようと言ってきた。
「本当に今回のことはすまなかった、私は刑事告発も覚悟している」
彼はそういうと、弁護士の知り合いがいる事や、
必ず損害は取り戻すと言った旨を熱く語り始めた。
しかし、正直な話、俺はその 張總の誠意ある対応で割りと
溜飲が下がってしまっていた。
彼のテンションは上がっていくが、
逆に俺のテンションは下がっていったw

44:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:36:23 ID:sYR
「全て張總にお計らいにお任せします」
俺はそう言うと、彼の言ういろいろな解決パターンも
馬耳東風な感じで、
まぁ、正直被害って言っても150万円ぐらいだし、
俺の怒りはどちらかと言うと金銭被害よりプライドを
傷つけられたところから来てたんだなあ
などとぼんやりと思っていた。
何はともあれ、全てを張總に任せることにして、
その日は解散した。
刑事告発することになると、被害届を出すために警察にも
出頭することになると言われていたいのでそれは
面倒だなあと漠然と思っていた。
しかし、一体何の罪になるんだろうか?
中国の法律はよくわからん。

45:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:40:19 ID:sYR
そんなこんながあって、また半月ぐらい経った頃、
突然游小姐が俺の部屋の前にいた。
俺はとっさに身の危険を感じた。
あの女なら逆恨みで俺を刺しかねないと思ったからだ。
しかし、家に入らないわけにも行かないので、
俺は警戒しながら彼女に近づき声をかけようとして驚いた。
遠目からでは分からなかったが、彼女は憔悴しきっていて
別人のようにやつれていた。
彼女は俺を見つけると力なく笑って
「なんにもなくなっちゃった」
と言った。
その力ない態度に危険を感じなかったので、
俺は彼女を連れて近くの喫茶店に言った。
さすがに部屋に入れる気にはならなかったw

46:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:43:33 ID:9aP
ざまあwwwと思ったけどなにしたんだ社長
末恐ろしいわ

47:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:47:06 ID:sYR
彼女は店に入っても無言で何も話さなかったため、
俺は彼女がホットココアが好きだったのを思い出し、
頼んで上げた。
ココアが来ると、彼女はちびちび飲みながら
ぼそぼそ近況を話し始めた。
会社をクビになったこと、ちょっと怖い系の弁護士の人が
3人ぐらいひっきりなしに部屋にやってきて半分脅しのような
示談を持ち掛けてくること。
お金を今月中に俺に返さないと訴えられてしまうこと。
部屋にあった家財や俺が買ってあげた服などは
没収されてしまったこと。
そして、俺に対してやっていたことは何か悪い夢を見ていたような、
調子に乗って自分を見失っていたような気がすると言った。
もちろん謝って済むことじゃないのは今はもう分かるから、
ただ、自己満足のために会いに来た、ごめんなさいと言った。
そのしおらしい彼女の態度を見て、俺は
ざ ま あ み ろ !
と思った。内心笑いが止まらなかったw
しかし、しかしである。
その後で彼女がボソッと
「ココア好きなの覚えてくれてたんだね。嬉しい」
って言ったのを聞いて、何か今までなかった感情が現れた気がした。

48:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:47:55 ID:Ykx
文章も読みやすい
実話でなくて創作だとしても普通に面白いなwwwwww

50:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)17:56:49 ID:sYR
でもそれで恋が芽生えるほど現実は甘くない。
俺はこの勝手な女を持て余し始めた。
メソメソ謝り続けるこのク/ソ女に俺はだんだんイライラしてきて、
「何がしたいの?謝ってそれで終わり?それとも同情を誘って
譲歩を引き出そうとしているのかな?」
と意地悪く攻め立てた。
彼女は泣いてしまったが、急に思い切ったように
「お金は時間がかかっても返します。
許してくださいとは言いません。ただ、
今更ですが私を知って欲しくて」
「私は間違ってた。実は外国人を初めて紹介されて
舞い上がってた。自分は田舎者だからなめられたらダメだと思った」
「あなたが優しくて調子に乗っていた。
自分がデキる女になったと思って勘違いしていた。
本当にごめんなさい」
等と言い始めた。
その時俺は確信した
こ い つ 本 物 の 外 道 だ !
反吐が出そうになった。
あまりにも自分を美化しすぎている。
そして、物語的に自分を演出しすぎている。
悲劇のヒロイン願望が本当にキモかった。

51:女の子マン◆4a2rKfkfJU2014/12/17(水)17:57:54 ID:Z4k
ワロタwww

55:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)18:03:21 ID:sYR
はっきり言って、俺はこの女に関わりたくなくなっていた。
自己正当化を含んだ謝意の言葉など薄ら寒い感じしかしなかった。
きっとこの女はなめきっていた男にしてやられて、
最終的なプライドの落とし所が悲劇のヒロインになる
ことにしか残されていなかったのだろう。
誰がそうさせてやるものか。
俺はこいつを自己完結させてやらないことを決心した。

56:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)18:05:49 ID:Ykx
ここで改心しているんじゃないかと考えてしまう俺は甘いんだろうなぁ
文章にすると半年というのは二文字だが、相当鬱憤たまってたんだなwww

80:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)18:48:38 ID:sYR
>>56
改心しているというふうにこちらが受け止めてやれば、
そういう事になったとも思うよ。
そこでいろいろ合ったけど始めて心が通って恋人になったとか
いう流れにもしようと思えばできたのかもね。
俺は嫌だけどw

57:名無しさん@おーぷん2014/12/17(水)18:11:28 ID:sYR
「君が本当に反省しているなら、
俺はその反省を完結させてあげたいから、
君が法に照らされて裁かれるのを応援するよ」
俺がそう言うと、彼女はみるみる青ざめていったw
そして
「私が許して欲しいのは貴方になの。法は無情だわ。
私と貴方の関係で終わらないかしら?」
と言ってきた。
すかさず俺は
「あれ?さっきは俺に許してもらおうとは思ってない、
ただひたすら謝りたいって言ってたじゃん。
だから応援してあげるって」
とカウンターを食らわせた。
人は追い詰められると笑うらしい。
彼女はヒッヒと不思議な声を出しながら、
唇を歪めて笑ってた。

引用元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1418800526/
前編 中編 後編






1000: 名無し@HOME