283: 九尾狐 ◆85KeWZMVkQ 03/09/07 00:12 ID:c7aqDivG
不良品の大量発生のため、メーカーの人をよんでひとつひとつ
修理させたときのことです。
すでにこの時点で営業はお客さんのところでクレーム処理で泣きそうになっていて、
工程管理を任された若輩の私にとんだ指示は、
「とにかく1週間で完璧な状態にするように!タヒ人が出てもかまわん!俺が許可する!」
と、007並の権限を与えられました。
ちなみに過去スレでも書きましたが、この会社の韓国との取引は
10年以上の実績があり、辛辣さにかけては韓国における日帝どころのさわぎじゃありません(藁
私はまだ20代半ばのペーペーみたいなものだったので、比較的穏やかでしたが...
さすがに今日は食事して寝るだけと思っていた頃、先輩の営業氏から電話が入り、
「きょうは初日だから2時ごろまでの作業にしておけ」
「....」
マジかよ...と思いました。
いくら近いとはいっても着いた初日に車で3時間かけて山中の倉庫につれていかれ、
いきなり作業をやらせるとは....
この頃までは私は彼らに同情的だったのですが...
(続く)
気にしないで下さい。それよりもおもしろいネタをまたおながいします。
では、続きを
その日は時間も遅かったので、国道沿いの吉野家で全員の食事をすませ、
倉庫につくやいなや、所長(勤務歴30年ベテラン超嫌韓)からいきなり作業の指示。
わたしもさすがに引きました....
「俺まで深夜勤務かよ...」
メーカーのキムチたち(6人)は抗議しながらもしぶしぶ作業場に向かいます。
1時間ほど彼らは談笑しながら作業をしておりましたが、しだいに声が大きくなっていました。
何事かと思い、作業場にいきますと免税店で購入した酒を飲み交わしているじゃありませんか。
こちとら、誰のおかげで深夜まで山奥の倉庫に引き篭もっているのかと思うと
かなり腹が立ちました。しかも作業なんかほったらかし。
ここらへんから私自身の日韓関係は最悪の方向に向かっていきます。
(続く)
7時から作業開始という野麦峠並みのスケジュールを渡されています。
この営業氏はかわいい後輩の私まで巻き添えにして、刹人的なスケジュールをしてくれる
鬼畜のような後輩思いのいい先輩です(藁
倉庫には宿泊設備があり、10人くらいなら泊まれる部屋があるのです。
ですが、炊事設備は無いので食事は外にいかなければなりません。
営業氏の指示では7時から作業開始となっていますので、一番近いところにいかなければ
間に合いません。したがって夕べ、逝った吉野家に再度いくこととなります。
2食連チャンの牛どうはさすがにしんどかったのですが、他に選択肢はありません。
食事をすませ、とりあえず作業開始。ところがなかなか作業がすすみません。
合計1万足もあるのに1週間じゃ間に合わなくなるぞ...
営業氏の過酷なスケジュールの意味がわかりました。
彼らはとにかく仕事が遅い。甘い顔してたら終わらなくなる。
しかも終わらなくても彼らはとくに深刻にはならない。
こりゃ、ただごとではないぞと、私も鬼になる決心がつきました。
(続く)
メーカーの人たちの態度が豹変しました。
再び、かばんから焼酎をとりだして、酒を飲みながら作業を始めました。
しかも、韓国語で歌いながらです。おれ、なめられてるな、でも言葉通じないし、
そんなことを思ってると、彼らの一人がたどたどしい日本語で、
「そろそろ、お昼ご飯にしてください。」
そういえばもう1時だ。しょうがないから連れて行ってやるか、吉野家に...
実は、こいつらのあからさまに人をなめた態度に、
「滞在中はすべて吉野家だ、他のものなんか口にいれさせるか!」
と、私もキレテいたのです。。
しかも、ここは陸の孤島。一番近いコンビニまで徒歩1時間強。
さらに香具師らは日本円を持っていない。しかも日本では銀行でウォン→円の換金
はできない。若き嫌韓士見習いは6人の韓国人の生刹与奪の実権を握ってしまった(藁
食事の帰りの車中で、多少日本語の話せる韓国人に、
「本日の予定は2000足は仕上げてください。そうしなければ間に合いません。」
この時点で300くらいしか出来ていませんでした。
当然、無理ニダと全員から抗議がきましたが、日本語以外はわかりませ〜ん。
ちなみに本日の就寝予定は午前3時の指示がはいってました。
(続く)
近くの酒屋に行ってくれと言ったのですが、
「近くに酒屋はありませんし、作業にお酒は必要ありません。」
と、いって、益々険悪な空気を作っていきます。
どうやら、日本円は持ってるらしい。しかし、ここは陸の孤島。地理に疎い外国人が
夜出歩くには、外灯すらない山道は危険この上ない。当然明るいうちは倉庫のスタッフの
監視(w)が厳しいので外出は無理。
で、作業はいきなり大幅に遅れ、2日目終了時点で完成品800。
このまま報告すれば営業氏が倉庫にやってくる。それこそ事 件になってしまう。
これだけは避けなければ、国際問題に発展する。
3日目こそはさらに鬼になって尻を叩きまくろう。
と、私は彼らのことを思って厳しくあたってるのだが、彼らは飄々としている。
ま、いいか。もう酒はなくなったことだし。
(続く)
こすりながら6人の韓国人を乗せたワゴン車は吉野家へ向かっていた。
疲弊しきった彼らに抗議のパワーはあまりない。
正直言うと、俺も吉野家はきつくなっていた。しかし、遅れている状況では甘いことは
言ってられない。
あとでコソーリひとりでデニーズに行って来よう。
酒がなくなったことと、作業が慣れてきたこともあって、きょうはちょっとハイペース。
お昼の吉野家までには1500くらい仕上がっていた。
この調子なら明日までには予定数に追いつくと思われる。
ちょっと、安心。
(次回、最終回)
今日が実質作業最終日になります。さすがに全員寝不足。
普通なら労働基準に大きく抵触するところだが、彼らは社員ではないし、
日本人でもない。70年前の日本人でもこれだけ無理はさせなかっただろう...
彼らのケンチャナヨを抑制しながら残すところ300をきっていた。
このまま無事にいけば5時ごろまでにはすべて終わるな。
安心感につつまれてちょっと気を許してしまった。
さて、午後4時ごろ、作業場を覗いてみればまだ終わってない。
しかも作業があまりすすんでいない...
こいつら、最後の最後で気を抜いていやがった。
そんな事情も知らない所長は
「今日で最後だし、なんとか無事に終わりそうだから、酒でも飲ませてやれ」
と、3万ほど渡してくれました。
しかしながら作業が終わり片付けが済んだのは午後10時過ぎ。
ええ、飲みに行きましたよ。吉野屋に...
翌朝、お土産を買う暇も与えずに成田まで送ってきました。
(終劇)
せめて朝だけは、朝定食にすれば良かったのに・・・
当時はまったく選択肢にありませんでした(藁
ってか、スプーンで牛丼食うめずらしい人たちということで、
店長さんと仲良くなりました。
見てるほうもムカついてくる話ですね・・・。
牛丼、辛くなくても我慢していたのでしょうか?
それともやっぱり唐辛子を大量に消費していたのでしょうか?
何はともあれ、お疲れさまでつた。
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1000: 名無し@HOME
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